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鶏卵、供給過剰で暴落 15年ぶり安値 昨年末の185円から約46%値下がり
投稿日 2019年1月14日 18:00:37 (投資)
「物価の優等生」といわれる鶏卵の価格が、供給過剰を背景に大きく下落している。指標となる「JA全農たまご」Mサイズの卸売価格は11日、1キロ当たり100円(東京地区)と、昨年末の185円から約46%も値下がりした。3年前の高値をきっかけに生産者が増産へかじを切った反動で供給がだぶついているのが主な要因。全国トップの出荷量を誇る県内の生産者や中小の鶏卵卸は「異例な状況は短くて1年、長ければ2年は続く」と、15年ぶりの安値に危機感を募らせている。
■「物価の優等生」
鶏卵は、安値安定ゆえに「優等生」と評されている。しかし、外食や中食で需要が伸び、2015年にMサイズの卸売価格が1キロ当たり年平均224円と24年ぶりの高値で推移したことから、生産者の大規模経営が進み、競って設備投資と増羽に踏み切った。日本種鶏孵卵協会によると、昨年11月現在で3年前より本県は約16万1千羽増、全国では約106万5千羽増となっている。
例年1月は、正月休みで生産地に滞っていた在庫が大量に消費地へ出てくるため、価格が下落する傾向にある。今年は鶏の飼育数増加による供給過剰が一気に表面化した格好だ。
鶏卵加工卸売のあじたま販売(稲敷市)の大川智子社長は「加工業者も卵が余っている状況で、なかなか買い取ってもらえない」と明かした。同社は11日、主要取引先の大手食品スーパーや生産者らと今後の対応を協議。特売セールを検討する大手スーパーと取引のめどが立ち、大川社長は「一安心した。感謝の言葉しかない」と話した。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15472138576710
良質なたんぱく質だし安いしたくさん食べればいい
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Source: http://okanehadaiji.com/index.rdf
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